難波高島屋前の「東宝南街ビル」に若者向け衣料品販売などを手がける丸井が昨年9月にオープンしました。関西では神戸マルイに続いて2店舗目です。
大阪初登場と53ブランドを含む158のショップを配置。
首都圏の主力店舗にも引けを取らない陣容で、同ビルにはミナミで初となる
シネマコンプレックス(複合型映画館)もあります。
東宝南街ビルは平成16年に閉館した旧東宝南街会館の跡地に8〜11階に9スクリーンを備えた「
TOHOシネマズなんば」(計1960席)が入っています。
高島屋大阪店も「消費者の選択肢が増え、若者層の開拓が見込める」と進出に歓迎しているようです。
なんばマルイの初年度販売目標は170億円と想定。
大阪市内では新規出店や大丸、そごう、三越などの増床などが相次ぎ、全国屈指の流通激戦区となっています。
キタとミナミの集客合戦も激化することでしょう。
首都圏を中心に店舗を展開してきた丸井ですが、売り場面積で比較すると、「
なんばマルイ」は横浜といった首都圏の主力店舗と同じ規模で、関西への本格進出を目指す意気込みをうかがうことができます。
丸井は常に駅前一等地に出店することで首都圏で店舗を拡大し、とくにDCブランドブームで若者の取り込みに成功してきました。
なんば以外に27店舗、うち24店が首都圏とその周辺に集中出店しています。
関西1号店として平成15年に神戸・三宮にオープンした「
神戸マルイ」の成功により、丸井が関西でも受け入れられるとの感触を得たようです。
「神戸マルイ」は売り場面積約7000平方メートルと小さく、開業当初知名度不足のため、昨対売上伸び率は丸井全店舗で11・2%増を記録、順調に業績を伸ばしたことが大阪出店の大きな自信となったのでしょう。
いずん東京と大阪では、若者のファッションの好みは大きく分かれていましたが、最近はあまり差は見られなくなってきたとの判断と思われます。
神戸と東京の購買動向はほぼ同じですが、同じ関西でも大阪は神戸とかなり違うという現状があり、なんば丸井の動向が気になります。
大阪で成功するには「旬なブランドをどれだけ集約し、店舗の中でどうコーディネートできるか」がキーになるのは間違いないでしょう。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)抜粋